天然住宅 x ハニ カンタ

天然住宅で生まれ変わる、築30年の家、改修プロジェクト

いよいよ大詰めです

 

とうとう3月も最終週になりました。

完成も間近です。

 

ところで、突然ですが、これは何だと思いますか?

可愛い形ですよね。天井から吊り下がっています。答えは末尾に↓↓

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とっても愛くるしい形で木の色も綺麗でしょ?後ろに見えるのは宮城県栗駒の杉の木です。そして微妙にピンクの濃いこの優しい色は🌸の木を使ってくださったそうです。

 

さて、本題です。

 

↓完成も目前となった本日、とうとう美しい曲線を描く階段のすりを発見! 

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                  そして念願のストレッチバー😍 💃 ↑↑

                  うしろはキッチンのタイル。地中海の海辺で料                  理をしている気分ですよ🐬きっと。

 

この手すりとバーを固定している部分。

なんと!布施さん、オシャレで暖かみのある木の固定具を指示して頂き、大工さんが手がけてくださったそうです。

 

更に、階段手すりの段差の部分の曲線💗!!!見て見て!!   

↓ ↓ アイディアも凄いし、川見大工さんの腕と言ったらもう、凄すぎます!

思わずアップで写真を撮ってしまいましたが、企業秘密かな💦💦(すく削除する事になるかもしれません)通常よく見るのは金具でガシッと固定されている手すりですが。

この、縦と横の組み方もうっとりします。

 

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私たち夫婦の年齢はこれから重なるばかりなので、手すりがあるのは重要で、

こんなに手触りが良くて可愛い手すりなら、よぼよぼになっても愛おしいこの手すりに支えられながら頑張って長く住み続けられそうな気がします。階段の昇降はとても良い転倒予防になりますしね〜

 

まだ少し先の事、と思いたいですが。

 

そして、この狭い家にストレッチバー?、、、

と思われるかもしれませんが、狭いからこそちょっとした場所に安全なストレッチバーを設置して、頻繁に体を動かしたかったのです。

 

こんな腕をもつ職人さんの活躍の場が更に広がる様に、

是非是非一部だけでも何かこだわりの制作物をみなさんもお願いしてみてはどうでしょう?

 

腕の良い大工さんが力を発揮出来ない現場が増えているので、ここは是非、個々の予算に応じて技術を伝承する事にも協力したいところです。

 

そしてこのバーの後ろは先日左官WSでみなさんに仕上げていただいた『霧島シラス』。

なんだか尋常じゃないですね、この家の『氣』の込められ方は。

 

そういえば、階段は左官師匠の佐藤さんが仕上げてくださいましたが、

さすがに美しい仕上がりでプロの技が光ります。

 

そして、みなさんで仕上げていただいた部分は、凹凸が様々に残り、

とってもアーティスティックな壁面となって楽しいです。

 

崩れ落ちかけて恐怖を感じながら洗濯を干していたバルコニーも広々と感じる木製で斬新なものに変わりました!

これは次回のブログでご紹介。

 

早く引っ越したい〜

ワクワクはMAXです!!

 

さて、最初の可愛い🌸の木で作られた穴のあいた物体。

料理のへらではありません。

これは雨の日に洗濯物を室内干しできるように、と、

設計の布施さんが考えてくださったのでした

答えは、この穴の中にハンガーバーが通せる様になっています。

素敵でしょ!?

植物をつり下げてもいいですね。

 

どんな生活になるか、本当にワクワクします💓

 

大工さんと現場監督

 天然住宅仕様グリグラハウスの改修を一手に引き受けてくださっている大工さん、

川見さんと松井さんです。(左)

そして、作りつけの棚などの作業に助っ人で来てくださっていた大工さん。お名前を伺うのを忘れましたすみません。(右)

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↓↑ この写真はかなり前、まだまだ壁も出来ていない北風が吹きすさぶ寒い時期です

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そして、その現場を切り盛りしてくださっているのが、天然住宅グループの現場監督さん、大迫さん。紅一点。

sozaikoubou.com

 

常に設計の布施さんと細かい確認を行い、それらを大工さんはじめ、現場の皆さんに伝え進行管理をしてくださっています。

 

先日の左官WSも、前日夜遅く迄準備をしていただいたそうで、進行状況によっては職人さんと共に、まさに昼夜問わず現場をとりしきる監督なのです。

 

大工さんって、作る部分だけを担当するのだと思っていたのですが、

壁やタイルを剥がすところから丁寧に手がけてくださっているそうです。

 

大工さんお二人。

年末の年始の一番気温が下がる時期には、壁も一部抜けていたため、

外気温とほぼ同じくらいだったかと思うのですが、日々黙々と作業が続き、桜の季節となりました。少し、寒さも緩み、作業も楽になったでしょうか?

 

 本当に、随所の丁寧なお仕事ぶりを拝見し頭が下がります。そして、私はすぐに触ったり臭ったり、まるで乳児か犬の様な仕草で、とっても良い香りの杉の匂いと優しい肌触りについつい我を忘れてなで回したり匂いをクンクン嗅いでしまったりします。周りで見ている方、不気味ですみません💦

 

お仕事の流れとしては

 

設計の布施さんが細かい指示

現場監督の大迫さん

↓  

それをそれぞれの職人さんに伝えたり、材料の発注

 

こんな分担だそうです。

 

今日も、トイレや洗面ボウルの設置で水道関係の職人さん、

壁紙などの担当の職人さん、

大工さん

現場監督さん

 

と、たくさんの職人さんが狭いスペースでひしめき合って

大詰めを迎えた作業を旧ビッチで進めてくださっていました。

途中で色々大物の配達などもあったのですが、

手伝っていただいたり、窓枠を外して中に搬入していたいたり、と、

こだわりの専門分野がありつつ、チームワークよく仕事をしていただいているので

それも大迫さんのお人柄ですね。

 

こんなチームワークの良さも天然住宅グループの魅力だと思います。

引越が待ち遠しくて、ワクワクです。

 

 

新築ではなく、既存の建物を改修する事

 

すっかり昼間の太陽が春を感じさせる今日この頃。

私は花粉の症状も今年は久しぶりに酷く、くしゃみでぎっくり腰になりそうですが、皆さんの体調はいかがですか?

 

くしゃみや鼻水が止まらないこんな日は特に、天然住宅グリグラハウス(しょっちゅう名前が変わりますが、わが家です)の完成が本当に待ち遠しいです。

 

さて、わが家の大改修工事は日々大変な作業が続き、

本当に大工さんには何度感謝の気持ちをお伝えしても伝えきれないくらいですが、

 その工事もいよいよ大詰めを迎え、棚やタイル、キッチンの設備なども設置していただき、大詰めです!!(ワクワク💗)

 

そんな中、大工さんと現場監督さんのお仕事をご紹介しつつ、

新築には無い現場のみなさんのご苦労を覚え書きとして記して行きたいと思います。

 

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裏側まで美しい階段の制作過程

 

素人の私がたまに拝見して感じる大変さなど、大海の一滴に過ぎないとは思いますがお伝えしてみます。

改修、リフォームを計画されている方は参考になさってください。

 

まず、新築の家の場合、

全てが無い状態、言って見れば、0から積み上げて行く作業。

方や、改修やリフォームは、現状の、10あるものを、まずは、

10→9→8→7→6→5→4→3→2→1→0にする作業が必要です。

 

その後、0になったところに、そのまま1を積み上げられる訳ではなく、

0だと思ったのに、マイナスだった、という場合があります。

 

例えば、打合せ段階では見えない壁の内部の構造が傷んでいた場合。

 

わが家の場合がこれに当たりますが、壁を撤去してみてからその傷み具合がようやく見えるため、マイナス3なのか、マイナス5なのか、外からは正確にわかりません。

マイナスから『0』の状態に修正していく作業が非常に大変なんだそうです。

 

今回、外から見て、もしかしたら、とは言われていましたが、実際に壁や床、天井を剥がしてみて修理が必要と認められた部分はざっとこんな具合です。

 

○外壁のひび割れからの水漏れによる、柱の傷みに対する補強(早く外壁を塗り直しておけば良かったかも)

○梁や斜めになっている床の調整(あの東日本大震災にも耐えたので、ゆがみは覚悟していましたが)

○ゆがみが出ている窓枠の調整(アルミサッシの端に隙間も大工さんが調整してくださるんですよ、びっくり!)

 

書くとこんなもの?と思われるかもしれませんが、それが家中のあちらこちらにあるので、ほぼ全部、どこもかしこも、調整につぐ調整、といった具合です。

 

これらの調整が、狭い家(作業場)で少しづつ少しづつ、丁寧に行われるのですから、本当に気の遠くなる様な作業だと思います。

 

そして、0ベースに戻してから、更に

○床を支える木(根太というのでしたっけ?)の増強

地震に備えての金具補強や太く立派な梁を追加した縦揺れ、横揺れ対策

 など、ある物を残しつつ、微調整、加えたり削ったり、、、

+1→+2→+3、、、、、

と進んで行くイメージでしょうか?

 

私の頭の中がどんな具合か覗かれている様でこれまた恥ずかしい限りですが💦💦

 

実際には平行して進んでいると思うのですが、新築なら10工程は10工程で終わりますが、改修は10からはじまり、0にして、更にマイナスを修正し、再び0に戻り、そして1、2と積み重ね、10を目指して作業が続く、、、、という感じで、本当に大変なんです。(大工さんは決して大変なんておっしゃいませんが。)

 

では、なぜウチは改修する事になったかというと、実は条例により立て替えが出来ない土地だったのです。渋谷区と何度掛け合っても、どんな提案をしても、頑として新築許可を得る可能性が見出せなかった為、改修工事に踏み切りました。

 

都内にはまだまだそんな土地がたくさんあり、そう言う家が多いからこそ、”新築○○くりさん” といった改修工事のチラシがしょっちゅう投函されるのでしょうね。

 

隣家との距離も狭いため、足場を組むのも大変で、様々なアイディアで設計の方から職人さんまで、知恵を絞っていただき進行しています。

 

新築はスムーズだと思いますが、わが家の場合、一昔前の建物だった事が幸いし、柱などは無垢材が使われていた様です。もちろん、栗駒の杉の様に美しいものではありませんでしたが、それでも木は木。それはそのまま活用出来た様です。

 

解体するとこれはおそらくゴミになってしまうので、それは良かったな、と感じています。

 

この家が建てられた時にどこかの山から連れてこられた(?)木が、そのまま引き続き私たちの生活に寄り添い、新たに、加わった栗駒の木が更に新しい仲間として安全と健康を守ってくれる、そんなイメージでしょうか。

 

立て替えの出来ない戸建ての改修をされるみなさんも、諦めないで相談される事をお勧めします。小さくても、建て替えられなくても、天然住宅仕様に改修する事で人に優しく、地球にも環境にもやさしい空間で生活する事が出来ます。

 

もちろん、わが家はあちこち限界だった為、大改修となりましたが、床や壁を変更する事だけでも住環境はガラッと優しくかわります。

 

迷っている方は、是非!

 

今月末にはいよいよ完成予定。

見学会が以下の日程で開催されます。

無垢リノベーションを考えていらっしゃる方はご参加ください。

 ↓ ↓

tennen.org

 

 

左官WSで思い出した、マリ共和国の泥の建造物のこと

 
先日、左官WSの事を書いたのですが、
壁を塗りながらふと思い出した事があります。
 
壁の表面を滑らかに仕上げる為に、最後にお水を足しながら
塗っていた時、(本当は、でこぼこが多い方が調湿率や匂いの吸着率は高いそうですが、少し滑らかにするために)その表面の粘度のような感触に、ふと、
マリ共和国の世界で一番大きな泥の建造物、
『ジェンネのモスク』の
壁の塗り替えを思い出しました。
 
ジェンネのモスクはマリ共和国世界遺産の一つで、まり中部の地方に位置します。
 
その地域にある土に藁などを混ぜ込み発酵させた泥で、モスクの外壁を塗り直す、一年に一度の行事です。
この日は近隣の村の男性総出で、とげの様に突き出た柱を足場にしながら全ての壁を泥でお化粧直しするのです。
 
マリの土は少し赤みがかった色をしているため、夕日や青い空をバックにした建物の姿は本当に美しいものです。
 
みなさんもチャンスがあれば是非行ってみてください。
(2012年のクーデターによる影響で2019年現在、
まだこのエリアは渡航禁止になったままですが、、、、)
 
世界中どこでも、建物は木(または藁など)と土(またはそれに準ずるもの)があれば
とても快適な空間となる事を、マリで感じた事も思い出します。
 
マリの『土の家』は、日中50℃近くになる季節でも
中に入るとひんやりした空気が心地よく、
反対に、冷え込む夜は日中の太陽のお陰で
ほわっとした暖かさが残り、なんとも快適です。
 
ところが、近年、首都などの都市部では
コンクリートブロックとトタン屋根や
お金に余裕のある人はコンクリートで豪邸を建ててゆきます。
 
そういう素材で作った家は屋根の下のフロア(2階建てなら2階の部屋)にいると、
暑い日はビザ釜に放り込まれた様に熱くてエアコンが無いと本当に地獄です。
 
おまけに、夜、外気温が下がっても、コンクリートの蓄熱で夜中じゅうずっと熱く、
ほわっと暖かい土の家に比べ、むっとした空気が不快で寝られないのです。
 
ちょっと調べたところ、コンクリートブロックは
 
『歴史は古く、ローマ人ヴェスビオス火山山麓にあった火山灰石灰砕石を混合したものが水中で硬化し、強度を増すことに気付き、水道橋伽藍など建築物構造物構築物を造っていたことに始まる。』

コンクリート - Wikipedia

とあり、わが家の壁材も言って見れば『コンクリート』。

 

でも、何故現代のコンクリートがこんなに気候に適応しない素材となってしまったのでしょうか??

 
近代化?効率化?安く作る為に何か混ぜているからでしょうか?
  
マリに行くたびに増えるコンクリートの家やビルを見て
とても残念に思うのは私だけではないと思います。
 
その土地の気候にあった暮らしの知恵を大切に引き継いで行く事は
快適に暮らし続けられる事でもあると思うのですが、
都会で土の家を造るのはこれまた別の意味で大変な事かもしれません。
 
 雨期には土砂降りの日が続くので、毎年塗り直さなくてはならない泥の家は、
ジェンネのモスクの様に既に公共物となっている物以外は
メンテナンスを考えると大変ではありますが、、、、
 
 
高千穂シラス壁を塗りながら、マリの建物を思い出し、世界中どこにいても、どんな時代も、土と木は本当に人を優しく包んでほっとさせてくれる素材なんですね〜。
 
今日は西アフリカはマリ共和国の思い出でした。
 
 

左官ワークショップーその2

壁塗り(左官)ワークショップとは?
 
ペンキと違い、粘度や泥を垂直の面に盛り付けて行く様なイメージの作業ですが、
実際、ちゃんと壁にとどまっていてくれるのでしょうか?
 
しかも、シラス壁に水を入れて混ぜただけで、
粘着の為のものは一切なし。これで乾いたらぱらぱら落ちてきたりしないのでしょうか?
 

さて、土砂降りの中、集まっていただいたみなさんに

まずは主催の天然住宅さんからシラスの説明

 

アンモニアを入れたビンと、それにシラスを投入したビン。

匂いを嗅いで見ると、あら不思議!!!

すごい!!

臭わない!!

 

アンモニアの消臭効果を目の当たりにした直後に浮かぶのは、

『これはトイレに最強の壁となるのでは!?』

 

もちろん、他の部屋でも効果抜群、霧島高原に佇んだ様な、

さわやかな空気が期待出来そうです😍

 

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まずは、親方というか、左官の師匠というか、

佐藤さんが、シラスに水を加え、固さ調節。

 

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そして、壁に塗る時のポイントを実演してみせてくださいます。シャッターチャンス!壁の前の立ち姿といい、その手さばきと言い、横顔と言い、左官業界のスター的存在!?カッコいい!

 

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その後、参加者のみなさんが、師匠の手さばきを思い出しながら塗って行きます。

とても手際よく、初めての皆さんと思えない!でも、泥というか、軽い粘土をのばして行く様な感覚なので、ペンキ塗りしかした事の無い私にはとても重く、腕の力が必要です。次第に二の腕がぷるぷるしてきます。(私だけかな?)

相方のカンタさんはすっかりはまった様で、、、やっぱり自分の家の一部でも自分で作る事に参加出来るって、とても嬉しいものですね。

 

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おおよその面をみなさんに塗っていただいたところで、塗りづらい面を師匠が調整。

その小手さばきと面の美しさにまた、『おぉ〜〜〜〜〜っ』と歓声が。

実際に自分で体験してみた後に見ると、プロの職人技がどれほど凄いか良くわかります。みなさん、羨望のまなざし😍

 

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午後の参加者は午前より少し多く、2階を現場にしてのWS実施です。

まずは、午後の分のシラスを準備中の師匠。

 

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午後の場所は小さく区切られた壁が多いため、隅を塗るのが大変です。師匠がその都度指導に飛び回ってくださいます。

 

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相方も師匠直々にコツを伝授していただき集中モード。

いつか、壁を塗り直す時は自分達でばっちりですね!!

 

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最後に参加者に配られた、サンプル。

私も一つ頂き、靴箱に入れてみました。

消臭効果抜群です!

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 みなさん、高千穂シラス、とても良いと思います。

 

このサンプルは楽天市場でも入手出来るそうなので、是非一度試してみてはいかがでしょう?(ボール2個で広い空間をカバーする事は難しいかもしれません、、、)

 
みなさんとても楽しそうに塗っていただき、(疲れたとは思いますが💦💦)
たくさんの人の手が入った、エネルギー溢れる家になりそうです。
 
 
とても狭いわが家にあんなにたくさんの方が
左官(壁塗り)体験に来てくださったのですから、
天然住宅さんの活動が広がっていて素晴らしいと思いました。
 
高千穂シラス壁のわが家。
 
夏でも少し空気感の違う風がサラッと流れる様子
その時に参加していただいたみなさんの笑顔などが頭に浮かび、
またワクワクが増えてしまいました。
 
とても良い一日を、ご参加頂いた皆さん、準備していただいたみなさん、
そして何より、前日からWSの為に夜遅く迄下地塗りを準備していただき、
塗りきれなかった部分まで引き受けていただいた左官の師匠、佐藤さん、
ありがとうございました。
 
スタッフの井上さんがWSの様子をレポートしてくださっているので
是非こちらもご参考に!!
  

高千穂シラス 壁塗り 左官ワークショップーその1

天然住宅の皆さんが
左官ワークショップを企画してくださいました。
 
土砂降りの日曜日でしたが、たくさんの方が
体験に来てくださり、『シラス』壁をどんどん塗ってくださいました。
 

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自然素材が注目を集め、珪藻土や漆喰が話題となっている昨今。
私もそのどちらかがわが家の壁材となるのだろうな、と
漠然と考えていたのですが、今回はそのどちらでもありませんでした‼️
 
またまた設計の布施さんのドラえもんポケットから出てきたご提案は、こちら。
   ↓ ↓ ↓

www.takachiho-shirasu.co.jp

 

この素材です。

 

なんでも、匂いの吸着率が高く、調湿性も良く、とってもおすすめなんだそうです。
 
シラス、しらす、、、、、
 
シラス、といえば、地理の授業や小学校の社会で
『九州南部のシラス台地』を耳にした記憶がある方もいらっしゃるかも?
 
私もその程度しか思い出せず、天然住宅グループの素材工房さんが取り扱う
貝てき漆喰ではなくこちらを勧められたからには何か理由があるのだろうと、
深く考えもせずお願いしました。
 
そして、遅ればせながら、シラスについて詳しく調べてみたら、
想像を遥かに超える、宇宙のロマンを感じるツワモノではありませんか!
 
一体、そのシラスとは(魚🐟のシラス、ではない💦)どんなものなのか?
 
   *****

『中霧島壁ライトの原料は100%自然素材、
南九州の火山噴出物・シラスでつくられた塗り壁です。
また、化学物質を含まず、
調湿性能と消臭効果、空気清浄効果をもつ優れた建材です。
ー中略ー
海外では ローマのパンテオン神殿はシラスと同様の火山噴出物を活用した
古代コンクリートで建てられ2000年近く経った現代でもその姿を保っている』
 
(出展:高千穂シラス株式会社)
 
    *****
 
いかがですか?
ちょっと読んだだけで、かなりワクワクしませんか?
 
天然住宅さんが勧める素材という事で、中略部分のまでは
天然住宅基準としては当然の事としても、
(と言っても、そこが大きなポイントなので、もちろん、
ワクワク感は大きいのですが)
私が食いついたポイントは、最後の
 
パンテオン神殿と同様の素材!!しかも2000年!!!』
 
そして、火山の噴出物!!
 
ということは、もしやそれは、あの、マグマ!🌋
 
いや〜、どの教科ももっと勉強しておくんだった、と、家の改修が始まってから
さまざま学ばせていただいています。
 
 
マグマと言えば、太古の記憶とともに地下深くからやってきた、
地球の構造物(の、ごく一部)かな?
 
と考えるとなんだか神秘的なものを感じます。
 
もしかしたら、恐竜の化石なども混じっているのかも!?
 
始祖鳥のクチバシの化石なども含まれているのでしょうか?
 
ワクワク😍
 
(余談ですが、私、なぜか高校時代から始祖鳥の絵を教科書に落書きするのが
好きだったのです。
教科書の端にパラパラ漫画の様に書き続け、始祖鳥をぱたぱた飛ばしたりして、、、
原始時代に思いを馳せていた私。
夢中になりすぎて物理の先生が後ろにいる事も気付かず、酷く怒られた👊記憶が、、、
なんやねん、それ!?)
 
 
話を戻しますが 💦
もしかしたら、宇宙から飛んできた隕石のかけらなどもマグマに含まれていたかも?
 
などなど、太古からの歴史を考えただけで、神々しくもあり、
たくさんの自然に守られている感が『ハンパない!!』ですよ。
 
そのシラスを粉状にして水で混ぜただけの壁材を使ってのWSデス。
 
ちょっとシラスと古代?恐竜の時代?にはまりすぎたので、
左官WSの様子は
次のページにしますね💦💦
 
始祖鳥!
隕石!
シラス!
ワクワクは次回に続きます。

 

2019年3月3日(日) 左官ワークショップ開催のお知らせ

みなさん、壁塗りって、経験ありますか?

 私はペンキ塗りはかなり上手いと自負しているのですが😅

壁塗りはハードルが高くまだ自分で塗った事がありません。

 

かねてから、壁塗りに挑戦してみたいと思っていたのですが、とうとうこのチャンスがやってきました!

 しかも、南九州の火山噴出物•シラスで作られた塗り壁!

 

午前、午後、各2時間程度の予定で、参加費は無料です。

 

狭い家ですが、天然住宅仕様のリノベーションも一緒にご覧頂けます。

是非この機会に、ご一緒に楽しんでみませんか?

これでコツを掴んだら、きっとご自宅の壁も自分で塗れる様になりますよ。

 

詳細、お問い合わせ、お申し込みはこちらから 

↓ ↓

左官ワークショップ

tennen.org