天然住宅 x ハニ カンタ

天然住宅で生まれ変わる、築30年の家、改修プロジェクト

スリル満点の人生ゲーム

 

すっかりご無沙汰してしまいました。

 

前回のブログが約2ヶ月半前。

改修改修、って言ってたけど、結局やめちゃったのかな?

と思っていた方もいるかもしれませんね💦💦

 

覚悟はしていましたが、

家を改修するって、本当に大変です。

 

何が大変って、決断しなければいけない事が山ほどあるのです。

 

出来上がった時の楽しみはまだ見えない山頂。

今はそこに到達する迄の、険しい道のり、と思えば良いのかもしれません。

体力が必要ですね😹

 

以前、DIYでこの家のトイレと洗面スペースのペンキ塗りをしてみたのですが、

外壁を白一色でちょっと塗ってみる、と違い、

どんな色も、どのメーカーも選択可能、という、自由度が大きいと

その分迷います。

 

 この色が良いのかな?

 このペンキの素材、小さい息子の体に悪くないのかな?

 もっと明るくい方がいいかな?

 こっちの色のほうが落ち着くかな? 

 

なんて、ちっとも決められないのです。

 

さらに、塗るにはどの刷毛を選ぶか、ローラーがいいのか?

養生テープの幅は?etc.etc....

なんだかもう、楽しいけれど、決断する事が多くて塗り始める迄が大変でした。

こだわり過ぎかもしれませんが。

 

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迷いに迷ったペンキ塗り

                  の、色づかい 

 

トイレと洗面スペースだけでこれですから、家中、丸ごと全部の様々な箇所を

決めるとなると、その迷いっぷりったら。

ご想像にお任せします。

 

しかも、今回は見える部分だけでなく、

 

• 壁の中の断熱材は何を選ぶか(紙なのに、何故水に濡れても大丈夫なの参照)

• 北極圏顔負けの寒い部屋。床下をどうする?

• 壁の塗り直しを止めれば、予算には近づけられるけれど、雨漏りを考えると、、、

 

 

この家をしっかり改修したい。

予算は決まっている。

家の状態はどれをとっても近いうちに改修が必要。

 

色々な解決策をご提案頂いても、決断をするのは私たち。

 

予算だけに視点を置くと、、、

見えない部分は見なかった事にすれば😅、

しばらくは幸せな天然住宅仕様の家に住めるはず。

 

将来的な事も見据えて考えると、、、

何年後かに修理するとなると、新たに足場をかけて結局今以上の出費につながる😨 、、、、

 

という訳で、さんざん議論した結果、多少オーバーしても今一緒にやるべきでは?

 

という結論に至りました。

 

さらに、築三十年で壁や天井を剥がして

補修や取り替え、補強が必要になる箇所も出てくる可能性があると教えていただきました。

 

ご提案頂いたアイディアから機能性、デザイン、好み、家の最も大切な構造の補強。

寒い、暑い、音が響く、などに対しても優先順位をつけて取捨選択しなければなりません。

 

 限りある予算に沿って、バランスを考え修正して行く作業。

これが一番大変なのだそうです。

 

確かに難易度はかなり高いです。

アルプス登山なみ、ですかね。

 

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この作業、ワクワクしたり、諦める決断をしたり、

人生ゲームの様なスリルも味わう事ができました😅

 

おまけに、天然住宅の皆さんと意見を交わしたり、

励ましていただきながら、

結果的に自分自身や家族とも向き合う事となったのです。

  

このプロセスは、これからの人生を考える上でも大切な時間となりました。

 

 「予算」というのは自分の固定概念とも言い換える事が出来るかもしれません。

「予算」というフレームにあわせようとするあまり、

本当に大切な物まで切り捨てないように。

 

じわ〜ッと暖かい贈り物を受け取った様な気分です。

 

山頂目指し、またワクワクが一つ増えました😀